引っ越して4日目の昼過ぎ。
電話が鳴った。
たまたま、携帯いじってたからすぐ分かったけど、誰やこの番号は?と思って出ると。
「大家です」
え?なんなん?どうした?え??なんかした???ってびっくりして。
「家から水漏れしてません?下の階、水浸しなんですけど」って言われた。
「え?水漏れ??水道の蛇口は閉めていったと思うんですけど、玄関から水が出てるんですか?」
「洗濯栓外れてません?」
「今は職場にいますので、水が漏れてるかどうかは確認できないですが、うちの家に洗濯機無いので洗濯栓は開けたことないです。」
「え?洗濯機ないの?」
「はい。家に洗濯機置いてません。」
「そうなの?じゃあ外から漏れてるのかな?」
「家に帰りましょうか?」
「外のことかもしれないから、仕事が終わってからわたしに連絡くれますか?」
「はい。分かりました。」
そうは言ったものの、そんなもん、めっちゃ気になるやないか。どうしよう。水漏れが自分の責任やったら、弁償ってどうなるんやろ?あ!火災保険入ってるからそれで何とかなる?えーーーもう引っ越して4日目でこんなんなる?
と、ぶつぶつ言いながら、もう気が気じゃなくて早退して家に帰ることに。
帰る途中で、火災保険の約款を隅々まで読んだわ。とりあえず、自分の失態での水漏れなら2千万円まで保証が出るらしい。もし、自己負担になればこれでなんとかなればいいんだけど。
家に帰って大家さんに連絡すると、家の外の水栓が老朽化で水漏れしてたとのこと。したがってうちの家からの水漏れでなく、建物の設備不良。
「もーーーほんまごめんね!びっくりさせたでしょ?早退までさせちゃって、ほんまごめんなさいね!」
大家さんがすっごい謝ってくれた。
いやー。そうだったんだ。
言い方悪いけど、自分の家からの失態じゃなくて良かった、、、
「それで、今修理入ってるから水止まってるのよ。お風呂、そこに銭湯あるから、銭湯行ってね。お金は請求してね。」
と言われ、ほっと一安心で家のDIYをすべくダイソーで買い物へ行った。
つづく